失語症リハビリの
新たな未来へ

メロディック・イントネーション・セラピーで言葉の力を取り戻す

メロディック・イントネーション・セラピーは、音楽の音程とリズムとを活用して、失語症患者の「話す力」を回復する医療リハビリ技法です。
私たちは、脳卒中や脳外傷等で失語症となり、非流暢な発話の改善を望む皆さまが少しでも伝わる喜びを身近に感じられるよう、MIT-J(MIT日本語版)の研究、開発、実践の育成支援をおこなっています。ご本人、ご家族、地域社会、さらには臨床現場となる医療教育の領域において積極的に展開・普及活動をすることを目標としています。

活動内容

MIT日本語版(MIT-J)の確立
リハノメ「MIT-Jオンラインセミナー」講座(株式会社geneにて視聴可)
MITアンバサダー、MITトレーナーの養成、実地研修の実施
本協会独自のMIT-J講習受講者の資格化、認定(MITトレーナー認定資格者一覧は、別ページからご覧いただけます。)
データの管理、解析、論文化
研究大会、論文発表等の開催
その他、目的を達成するために必要な事業

MIT-Jとは

失語症の症状の1つである、「言葉の理解はできるが、話そうとするとしゃべりづらい症状がある」失語症患者向けに、発話改善のために行います。
治療者(主に言語聴覚士)と患者が対面で座り、セラピストが患者の手を取り、リズムに合わせて上下に手を振りながら、話そうとする文や単語の音程に合わせて"歌う"ように口ずさむ練習をします。練習する単語や文をを棒読みせず、抑揚を付けることが、MIT-J最大のポイントとなります。MIT-Jは、患者様の症状に合わせて、レベルⅠ〜レベルⅣまで段階的に進めていきます。段階的に話せる言葉が増え、だんだんと自然な話し方ができるようになっていきます。

MIT-Jとは

失語症とは

現在、脳卒中や脳外傷等が原因で「失語症」に悩む人は、全国に推定50万人いるとされます。(※1)失語症を改善するリハビリ現場において、医療機関に属する言語聴覚士の85%がMITの有効性を知っているにも関わらず、臨床現場でMITを行っている 施設はわずか9%です。(※2)実際の臨床現場では患者からのMITを希望される声が多く、ニーズが高いにも関わらず、MITのやり方は分からないため要望に応えることが出来ない医療従事者が多くいます。
(※1)平成28年 国立障害者リハビリテーションセンター『失語症患者の障害者認定に必要な日常生活制限の実態調査及び実数調査等に関する研究』(厚生労働省 障害者政策総合研究事業) (※2)MIT全国実態調査2023年、医療機関に属する言語聴覚士1,186名が回答

失語症とは

活動紹介

全国の失語症リハビリを必要とする患者がMITを受け、言葉と笑顔を取り戻す社会を作りたい、そのために 現在全国に110名(25/4月時)しかいない施術者を増やす必要があると考え、その解決策の1つとして2022年から【MIT-J施術者を育成】する 研修をスタートしました。研修は2日間行われ、1日目はMIT-J開発者本人である言語聴覚士の関啓子会長登壇、講師による講義と、受講生が2人1組で先生役と患者役になり、単語の音程に合わせて”歌うように話す”練習をするペアワー クなどの実技講習を行います。2日目は総復習と資格試験を行い、一定のレベルをクリアした受講生は「MITトレーナー(資格名)」として医療現場でMIT-Jを行うことができます。患者様・ご家族様向け「MITアンバサダー」、医療従事者向け「MITトレーナー」資格制度を提供しています。

認定資格

認定資格概要

MITアンバサダー

¥4,000(税込)

一般向け
基本
オンライン
MITトレーナー

¥42,000(税込)

医療従事者向け
応用
オンライン+実地
MITトレーナーその他

Coming Soon...

医療従事者向け
応用
Coming Soon...